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【経理転職】30代未経験でも失敗しないための転職活動4ステップ


あなたは、

  • 30代未経験でも、経理に転職できるのか知りたい
  • 30代未経験で、経理に転職する方法を知りたい
  • 30代未経験から経理に転職すれば、年収や待遇はどのようになるか知りたい

このように考えていませんか?


経理の仕事に興味はあっても、30代かつ未経験で経理転職に挑戦するのは不安ですよね。


結論から言うと、30代未経験であっても経理転職はできます


なぜなら、

  • 30代ならではのアピールポイントを持っている
  • 30代未経験でもスムーズに転職活動できる方法がある

からです。


この記事では、

1章で30代未経験でも経理転職できる理由、

2章で転職を成功させる4ステップ、

3章~6章で4つのステップそれぞれの詳細、

7章で30代未経験で経理転職を成功させるためのおすすめ転職エージェント

について、それぞれ説明します。


最後まで読むことで、あなたは具体的にどのようなやり方で転職活動をするとうまくいきやすいのかを知り、経理への転職を成功に導けるでしょう。


1章:30代未経験でも経理転職できる!その3つの理由


30代未経験で経理転職できる理由は、以下の3つです。

  • 社会人経験をアピールできるから
  • 業界の知識をアピールできるから
  • 経理につながる実務経験をアピールできるから

それぞれ説明します。

1-1:社会人経験をアピールできるから

理由の1つ目は「社会人経験をアピールできるから」です。

なぜなら、企業は即戦力になれる人材を求めていて、経験とスキルを持つ世代への需要が高まっているからです。


30代の転職希望者にとって、社会人経験で得た知識やスキルは大きなアピールポイントです。

20代で初めて社会に出た新卒社員と違い、仕事をする上での一般常識・ビジネスマナーを持ち合わせています。

上司・部下に対するコミュニケーションスキルやプレゼンテーション経験なども即戦力として強みになります。


こういった背景から「30代転職希望者が社会人経験をアピールできること」が理由の1つだと言えるでしょう。

1-2:業界の知識をアピールできるから

理由の2つ目は「業界の知識をアピールできるから」です。

なぜなら、経理にはその業界ならではのルールが多く、経験したことのある業種なら経理未経験でもアピールできる点があるからです。


たとえば、あなたが小売業で営業職をしていたとしましょう。

小売業では、仕入れた商品を顧客へ売ります。

売上目標達成のためには「売上高(売り上げた金額)」だけではなく「仕入れにかかった金額」を意識する必要があります。

その他、販売にかかった交通費などの経費も売上高からマイナスしなくてはいけません。

小売業の経理業務の中で重要な知識なので、売上高=会社の純粋な利益ではないと知っている点を強みとしてアピールできます。


あなたが経験した業種でも経理につながる知識はあるはずです。


したがって「業界の知識をアピールできること」は理由の1つだと言えます。

1-3:経理につながる実務経験をアピールできるから

理由の3つ目は「経理につながる実務経験をアピールできるから」です。

なぜなら、すべての職種が会社の資金と関わっていて、あなたが経験した仕事も必ず経理とつながっているからです。


経験したことのある仕事内容そのものが、経理業務につながる場合もあります。


たとえば、あなたが事務職をしていたなら、パソコンの扱いには慣れていることでしょう。

経理もパソコンを使って作業する仕事が多いので、パソコンのスキルは必須です。

また、総務の経験があるならば、社内環境整備や備品購入などで経理と関わることもあったはずです。


このように、どの仕事も経理とつながる実務経験があると言えます。


即戦力がほしい企業からすると「実務経験をアピールできること」はとても重要な要素だと言えるでしょう。

コラム:30代前半と30代後半での経理転職難易度の違いとは

30代前半と30代後半では、経理転職の難易度に違いがあります。

結論から言うと、30代後半からの経理転職はかなり難しいです。


以下に、それぞれの特徴をまとめます。

30代前半

  • 一般的に、未経験だとしても、30代前半であれば「キャリアアップやキャリアチェンジのための転職」と企業に受け入れられやすい
  • 企業は常に未経験者の採用に関して慎重になりがちだが、30代前半であれば未経験でも年齢面をアピールできる場合がある

30代後半

  • 即戦力を求められる年代なので、アピールポイントを持たない未経験求職者は目を向けてもらいにくい
  • 30代後半は、企業にとっては管理職を任せたい年代であり、未経験からの経理職採用に慎重になる

つまり、同じ条件であれば企業はできるだけ若い年齢の人を採用したいと考えていると言えます。


両方の年代に共通して、未経験でも経理採用につながる自身の強みをアピールできるようにしておくことが大切です。


2章:30代未経験でも経理転職に失敗しないための4ステップ

経理の主な仕事内容について説明します。

また、30代未経験から経理に転職するために必要なスキルを4つあげるので、あなたのアピールポイントを見つける手助けにしてください。



■ステップ2「経理転職のために勉強する」

転職活動を始める前にとっておいたほうがよい資格や、やっておいたほうがよい勉強について説明します。

また、資格試験の勉強方法と、おすすめの実務セミナーもぜひ参考にしてください。



■ステップ3「働き方を決める」

正社員・派遣社員・パートの3つの働き方をそれぞれ紹介します。

平均年収やメリット・デメリットを知ることができ、あなたに合う働き方が見つかるはずです。



■ステップ4「転職エージェントに登録する」

転職エージェントについて説明します。

どのようなサービスが受けられるのでしょうか。他にも無料なのか有料なのか、メリット・デメリットは、など、よくある疑問を解消できます。

では、それぞれのステップを追っていきましょう。


3章:ステップ1「経理について知る」


まずは「経理について知る」ところから始めましょう。

この章では、

  • 主な仕事内容
  • 経理に求められるスキル

について、それぞれ説明します。

3-1:主な仕事内容

経理は、企業や団体のお金・取引の流れを記録することで、いろいろな角度から会社の資産を管理しています。


仕事内容は大きく3つに分けられます。

  • 毎日の仕事
  • 月に一度やる月末の仕事
  • 年に一度やる年度末の仕事


それぞれ説明します。


3-1-1:毎日の仕事

1つ目は、毎日やる仕事についてです。


主な仕事は、現金・預金・手形などの管理です。

日用品や雑費などのいわゆる経費、社員の交通費など、あらゆるお金の流れを帳簿に仕分けして記入し、数字として残します。

ここでの数字は年度末の大仕事「決算」のための大もとになるので、ミスのないように書き込むことが大切です。

3-1-2:月に一度やる月末の仕事

2つ目に、毎月やる仕事についてです。


毎日記入した帳簿を確認し、月末に1か月の決算として決算書にまとめます

また、社員の給与計算・社会保険料の計算も大切な仕事です。

3-1-3:年に一度やる年度末の仕事

3つ目に、毎年やる仕事についてです。


経理として一番大きな仕事は、年度末の決算に関わる業務だと言えます。

これまで毎月まとめてきた月次決算を12か月分1つの決算書にまとめます。

また、減価償却費の計算や株主総会のための報告書作成など、年一回の大切な業務が3月の決算期に一気に訪れると言ってよいでしょう。



以上、3つに分けて説明しました。

それぞれの仕事内容は、経理がどこまで関わるか企業によって違いがあります。

入社前に確認するとよいでしょう。

3-2:経理に求められるスキル

3-2-1:簿記スキル

求められる1つ目のスキルは、簿記のスキルです。


経理転職を目指すにあたり、簿記資格取得は非常に重要なポイントだと言えます。


経理の仕事で最も多く向き合うことになるのが、資金の流れを記入する帳簿です。

複式簿記とよばれる簿記特有の記入の仕方や仕訳の仕方を知る必要があります。

それには日商簿記検定の資格を持っていることがスキルの証明になるでしょう。

3-2-2:基本的なITスキル

求められる2つ目のスキルは、基本的なITスキルです。


経理の仕事で会計ソフトを使う企業が多いので、PCの操作は必須です。

ExcelやWordなどのソフトを使って書類を作成することもあるため、さまざまなソフトに柔軟に対応できる力が必要だと言えるでしょう。

3-2-3:コミュニケーションスキル

求められる3つ目のスキルは、コミュニケーションスキルです。


経理は、社長や他部署の社員とだけでなく、企業によっては社外の担当税理士や株主とも関わることがあります。

とくに社内では常日頃から誰かと連携して業務にあたることが多いでしょう。


円滑に物事を進められるコミュニケーション力がないと、業務がスムーズにいかずお金の流れもうまくいかなくなります。

3-2-4:マネジメントスキル

求められる4つ目のスキルは、マネジメントスキルです。


マネジメントとは、企業の成果をあげるために「ヒト(人材)・モノ(資源)・カネ(予算)」をうまく活用することです。


主に管理職の発揮するスキルだと思われがちですが、いろいろな役職や立場で必要になるスキルです。


「30代前半と30代後半の転職難易度の違い」でも説明したように、30代後半は管理職と同じくらいの能力を求められる年代でもあります。

マネジメントスキルは、即戦力として求められる能力の1つです。

マネジメント経験がなくとも、プロジェクトリーダー経験はアピールポイントになります。


4章:ステップ2「経理転職のために勉強する」


転職活動の前に勉強しておきたいことは、以下の2つです。

  • 簿記の資格取得
  • 経理実務セミナーへの参加

30代未経験で経理転職に挑戦する場合、いきなり経理の求人に応募するのは少し無謀です。


実際に求人情報を探してみると、経理の仕事に応募する時点で求められるスキルの条件があることがわかります。


では、2つをそれぞれ説明します。


4-1:簿記の資格取得

30代未経験から経理転職を成功させたいなら、転職活動の前に簿記の資格取得をおすすめします。


なぜなら、簿記資格が応募条件になっている求人が多いからです。


私は簿記資格を持たないまま、大学卒業後すぐ経理をしていました。
当時は「新卒」が重視され、資格なしでも採用されたのです。

ブランクを経た30代前半に経理への再就職を目指したことがありました。
しかしうまく仕事を探せず断念した過去があります。


資格を持っていない時点で、応募できる企業が非常に少なかったのです。


未経験から経理転職を目指す場合は、最低でも簿記3級は必要でしょう。

求人の中には簿記2級資格が応募条件であるものも多いです。
できれば簿記2級の取得が望ましいのですが、30代という年齢を考えると3級を取得したらすぐに転職活動に動いたほうがよい場合もあります。


転職活動を始めるタイミングや目指す資格のレベルに関しては、転職エージェントに相談してもよいでしょう。



以下は、無料で簿記を学べるオンラインスクールの紹介です。


CPAラーニング

日商簿記1級~3級まで、すべて無料で勉強できます。

紙のテキストも出版されていますがオンラインでも見られるので、どちらかを選んで活用しましょう。


4-2:経理実務セミナーへの参加


そのような場合、無料で学べるおすすめのオンライン経理実務セミナーがあります。



オンラインで完結する経理実務セミナーを公開しているサイトを紹介します。

とんがりカレッジ

こちらで開催されている「経理基本コース」は随時オンラインで開催されているので、24時間好きな時間にセミナーを見ることができます



CPAラーニング

簿記勉強の節でも紹介したサイトです。こちらでも経理のことを学べる動画を視聴できます 。

経理実務入門から応用まで、経理を目指す上で知っておきたい知識を網羅した動画が800本以上見放題です。

しかもすべて無料なので、活用しない手はありません。

簿記資格の勉強をしながら動画でも学ぶことで、経理転職への自信につながります。


5章:ステップ3「働き方を決める」


転職活動を始める前に、自身がどのように働きたいかをはっきりさせる必要があります。


30代という年齢、未経験からの経理転職への挑戦、自身の状況と照らし合わせて考えてみましょう。

5-1:選べる3つの働き方【正社員・派遣・パート】

安定した給料とほぼ固定された労働時間が特徴です。

独身男性や子育ての落ち着いた主婦など、時間の制約をあまり受けない人におすすめです。



派遣社員

雇用期間が決まっているため短期間で複数の企業を体験できる特徴があります。また、実務経験を積むのに適していると言えます。



■パート

最大の特徴は、働く時間や曜日の融通がきく点です。子育て中の女性にはとくに向いている働き方でしょう。

また、男女差については、現在情報源が明確なデータはありません。

いくつかの転職エージェントサイトを調べたところ、現在は経理職の男女差がほぼなく、全体的にほぼ50%ずつである見解が多いです。

自身の状況に合うかどうかが重要なので、データはそこまで気にしなくてよいでしょう。


5-2:それぞれの平均年収

30代未経験で経理転職した場合の平均年収は、以下の表を参考にしてください。

正社員400~450万
派遣社員1,067~1,694円(時給)
パート1,000円~1,200円

厚生労働省が運営するjobtagによると、経理事務正社員の年収は、全国平均で450万円です。

一方、派遣やパートで働く場合も、平均時給は他の職種より高めになっています


ただ、この金額には地域差もあります。


また、平均金額といっても完全に同じ業務を担当しているとは限らないので、同じ条件で比べているわけではありません。

たとえば、経理担当が二人以上いる場合は分担している可能性もあります。


平均金額にとらわれず、具体的な数字を知りたい場合は直接問い合わせるとよいでしょう。


5-3:それぞれのメリット・デメリット

正社員●給料が安定している
●社会保険に加入できる
●キャリアアップにチャレンジできる
派遣社員●未経験でも始めやすい
●短期間でさまざまな職種を経験するとスキルアップにつながる
●社内で何か問題が起こった場合派遣会社に相談できる
パート●未経験でも始めやすい
●急な欠席や早退など融通がきく
●働く時間や曜日を選べる


■デメリット

正社員●希望しない転勤・転属・異動に従わなければならない
●労働時間を選べないし長時間労働になりやすい
派遣社員●終身雇用ではない
●スキルアップしたくても契約を切られる可能性がある
●スキルの有無で時給に差が出る
パート●休むほどもらえる給料が低くなる
●求人数そのものがそこまで多くない

将来の安定した収入を優先するなら、正社員への応募がおすすめです。


実務経験を優先したい、いろいろな仕事を経験したいなら派遣社員から始めるのがよいでしょう。


時間の融通を優先するならパートを選ぶとよいでしょう。



自身の優先順位で働き方を決め、できるだけ早くそのあとの一歩を踏み出すことが大切です。


6章:ステップ4「転職エージェントに登録する」


30代未経験での経理転職成功のステップとして、転職エージェントへの登録は欠かせません


転職エージェントは、転職したいと思っているあなたのために、あなたと真剣に向き合ってくれます。

  • 転職エージェントとは
  • 転職エージェントのサポート内容
  • 転職エージェント利用のメリット・デメリット

について、それぞれ説明します。


6-1:転職エージェントとは

転職エージェントとは、転職したい求職者と人材がほしい企業とのマッチングをしてくれるサービスです。

すべて無料で利用でき、求職者にとってメリットが多くおすすめです。

登録すれば、あなたも効率よく転職活動が進められるでしょう。


6-2:転職エージェントがサポートしてくれること

転職エージェントはさまざまなサポートを展開しています。



■非公開求人紹介

求人サイトに載らない求人情報を教えてくれます。

よく見かける求人サイトにはスキルや経験を重視したハードルの高いものが多いです。

しかし、転職エージェントは色々なタイプの非公開求人情報を持っています。



■履歴書や職務経歴書の添削

実際にあなたが応募する際に提出する書類の添削をしてくれます。

経理に特化した転職エージェントの場合、経理転職のために特化した内容にできるだけ近づけてくれるのが特徴です。



■面接指導

面接に関するサポートです。

面接前、あなたが面接に不安を感じている場合は模擬面接をおこなってくれます。

また、面接後にはエージェントが面接担当者とコンタクトをとり、その内容をフィードバックしてくれることもあります。


6-3:転職エージェントを利用するメリット・デメリット

まず、メリットについて説明します。


前節で書いたサポート内容はすべてメリットです。

他にも、企業との交渉をすすめてくれたり、企業の情報を教えてくれたりと、転職活動を初めから終わりまでサポートしてくれます。



逆に、デメリットもあります

利用する前に、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。


以下に、主なデメリットをあげます。

  • 自身のペースで転職活動しにくい
  • エージェントを利用できる期間に限りがある
  • 転職エージェントとの相性がよくないこともある
  • 学歴や年収などによって求人を紹介してくるエージェントもある
  • とくに興味のない求人まで紹介してくる

転職エージェントサービスの利用は、転職コンサルタントと面談し、自身の希望や今後について伝えるところから始まります。

しかし、デメリットをふまえてもやはりメリットが大きいと言ってよいでしょう。


7章:30代未経験での経理転職におすすめの転職エージェント


経理転職を目指すあなたのために、おすすすめの転職エージェントを3つ紹介します。

できれば複数のサービスに登録するのがおすすめです。


7-1:リクルートエージェント

https://www.r-agent.com

業界最大手の転職エージェントです。

都市部だけでなく地方の求人もカバーしているので、こちらの登録は必須と言ってよいでしょう。

メリットの節であげた点だけでなく、面接力向上セミナーの開催や面談拠点の多さなど、大手ならではの魅力もあります。


7-2:ジャスネットキャリア

https://career.jusnet.co.jp

経理に特化した転職エージェントです。

一般的に経理とよばれる仕事の他に、公認会計士や税理士などのエキスパートの仕事も紹介してくれます。

また、派遣やパートなどさまざまな働き方に対応しています。

口コミでは「転職希望者と企業との相性を重視してくれる」との評判が多くみられました。


7-3:doda(デューダ・エージェントサービス)

https://doda.jp/consultant

業界大手のエージェントサービスです。

地域問わず求人数も豊富で、経理職の求人も多く取り扱っています。

職務経歴書を簡単に作成できるツールや、担当者とのやりとりがLINEでできる点など、便利さにも定評があります。

一度登録すれば、転職サイトと転職エージェントを両方使える点も便利です。


まとめ :30代未経験からでも経理転職できる!転職エージェント登録は必須

ここまで読んでくれたあなたはきっと、転職エージェントに登録したくなっていることでしょう。

しかし、転職活動をスムーズに進めるためには効率のよいステップがありましたよね。

  • ステップ1「経理について知る
  • ステップ2「経理転職のために勉強する
  • ステップ3「働き方を決める
  • ステップ4「転職エージェントに登録する

まずは簿記の勉強やPCスキル向上など、スキルアップにつとめていきましょう。



あなたが自身の準備がととのったと思ったら、いよいよ転職エージェントへ登録するときです。

転職エージェントは魅力的なサービスですが、担当してくれるエージェントとの相性も重要です。

そのため、複数の転職エージェントサイトに登録することをおすすめします。



転職エージェントのサポートを十分に利用し、経理への転職を成功させましょう。



あなたの挑戦を応援しています。








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